特長

• LFEシリーズすべての層流形空気流量計（ラミナーエレメント）で使用可能
• 瞬時流量(体積・質量)、流量積算、圧力、温度の測定機能
• アナログ出力2チャンネル、汎用入出力8ポートを標準装備
• USB、RS-232C、イーサーネット通信を標準装備

確実な流量精度

「流量」精度を保証

層流形空気流量計の流量演算は比較的簡単ですが、圧力計や温度計と組み合わせてユーザが演算を行った場合、「流量」の精度を確認することは簡単ではありません。当社の層流形空気流量計LFEシリーズと流量演算器LFC-300を組み合わせた場合には、「流量」の総合精度としてFS±1.0%が保証されます。

 

Sokken LFE + LFC-300なら、 流量精度 FS±1%

 

簡単な接続で体積流量、質量流量を出力

流量計と本製品を2本の圧力導管で接続し、温度計（熱電対）を流量計入口に取り付けるだけで使用できます。あとはタッチパネル画面で流量計固有の流量係数を入力すれば準備完了です。本体には差圧計・絶対圧計・温度計が内蔵されているため、実体積流量(流量計通過時の体積)・標準換算流量(1気圧20℃換算時の流量)・質量流量を表示・出力することができます。

 

微小流量10mL/minから大流量500L/sまでの広範囲をカバー

すべてのLFEシリーズに対応

すべての層流形空気流量計LFE シリーズに対応していますので、本製品１台でサイズ（定格流量）の異なる流量計を使い分けることができます。

　　　　　　　　

 

厳選された圧力センサと温度センサ

精度と長期安定性に優れた圧力センサを採用することで、低流量（低差圧）時でも精度の悪化が少なく、層流形流量計の流量レンジをフルに活用できます。温度センサは取扱いの容易なシース型熱電対です。シース直径1mm の熱電対が空気の温度変化に素早く応答します。

 

表示と出力

流量単位を自由に選べる画面表示 使用する流量計にかかわらず流量単位を任意に設定できるため、測定対象に最適な単位での流量表示が可能です。小数点位置はラミナ係数に基づいて自動調整するため、表示桁数を有効に活用できます。	メイン画面は字が大きく、視認性良好
タッチパネル+スイッチで抜群の操作性 ステータス(STATUS)、表示値固定(HOLD)、ゼロ調整(ZERO)、流量積算開始／停止(TOTAL)等の操作を、スイッチで行えるようにし操作性の向上を図りました。また内部に、圧力ゼロ開放機能を持つため、配管を外すことなくゼロ調整を実行可能です。	画面が明るく、文字が大きなタッチパネルを採用。フロントパネルスイッチは操作性抜群です。
アナログ出力2チャンネル 流量出力に加え、温度や圧力を同時に出力できます。出力は1次遅れフィルタ機能付きです。出力のスケーリングとフィルタの時定数は任意設定が可能です。	通信：RS-232C, USB, イーサーネット アナログ出力： 2チャンネル デジタル入出力： 8ポート(DIO)
3種の外部機器通信インターフェースを標準装備 USB, RS-232Cおよびイーサーネットから最適な通信手段を選択可能です。PCと接続し、計測データ(流量、圧力、温度)の取得や設定変更を行うことが可能です。
汎用入出力(DIO)を標準装備(入力、出力、各4チャンネル) 流量計の自動切換え、エラー・アラームに連動した外部機器の保護など、様々な用途に活用可能です。

表示器分離型

表示器分離型は、本体からタッチパネル、スイッチ、アナログ出力を分離したタイプで、計測点に設置した本体を、離れた場所から操作したい場合に適しています。本体と表示器は長さ15mのケーブルで接続されます。外径約7mmの小径ケーブルを使用しているため取り回しが良く、被覆は耐油仕様となっているため実験室でも安心してお使いいただけます。

本タイプでは、アナログ端子、スイッチ(STATUS, HOLD, ZERO, TOTAL)は表示器側に装備されます。

　　　 

フロントパネル部　　　　　　　　　　　　　　　リアパネル部

 

仕様

 

型式

型式：LFC-300XX-X

XX HF：高精度タイプ(圧力測定精度±0.1%FS)

　　QR：高速応答タイプ(応答時間 T_10-90%=20ms)

X　無記入：表示部一体型、D: 表示部分離型

 

アプリケーション

• エンジン吸入空気量の計測
• エンジン関連部品の流量計測
• ブロワ、コンプレッサ、バルブなどの流量特性評価

 

＊写真中の層流形空気流量計（ラミナエレメント）は本製品には含まれません