エンジンのエミッション、燃費対策にEGRの利用は欠かせないものとなりました。高速応答でEGR流量を計測できるSokkenのEGR流量計は、EGRシステムの研究開発をサポートします。
特長
層流形空気流量計をベースとした高い信頼性
EGR流量計は層流形空気流量計LFEシリーズをベースとして開発されました。LFEシリーズと比較して小型化された本体は高温やライン圧への対策がされ、結露や汚れの付着を抑制するために差圧素子の改良がされています。
標準換算流量出力
操作ユニットに表示(出力)される流量は、1気圧20℃に換算された体積流量です。異なる温度、圧力条件で計測した流量の比較も容易になります。
高速応答
約40Hzの応答性を有するので、過渡運転時のEGR流量を観察するのに最適です。単筒エンジンであれば1サイクルの流量波形を観察することも可能です。
広い使用温度と圧力
最高で排気温度200℃まで使用でき、常温時と同等の精度を有します。(特注で400℃まで対応可能)使用ライン圧力は30~250kPa(abs)と広いのでディーゼルエンジンのLPL-EGR(低圧ループEGR)、HPL-EGR(高圧ループEGR)だけではなく、吸気側が負圧となるガソリンエンジンにも適用可能です。
逆流計測も可能
ラミナ方式の流量計ですから、逆流の計測も可能です。
洗浄が簡単
排ガスを直接計測するため、油やすすなどによる汚れを完全に防ぐことはできません。そのため差圧素子部は着脱が容易なカートリッジ方式となっており、ユーザが簡単に洗浄可能です。
仕様
| 測定原理 | 差圧方式流量計 |
| 定格流量 | 20L/s(1気圧、20℃換算) |
| 使用ガス温度 | 常温~200℃ |
| ライン圧 | 30~250kPa(abs) |
| 測定精度 | ±3%FS |
| 圧力損失 | 約1.5kPa(20L/s、200℃において) |
| 応答周波数 | 約40Hz |
| 信号出力 | アナログ±10V(BNC)、イーサネット(RJ-45) |
| 流路径 | Φ32mm |
| 寸法 | 64×64×60mm(流量計本体) 350×106×142mm(圧力計測ユニット) 210×350×140mm(操作ユニット) |
| 消費電力 | AC100V/5A(最大) |
| 前後取付配管 | お客様の既設配管に合わせて製作いたします |
カスタム対応例
- 大流量タイプ定格流量:70L/s、 流路径:φ55mm
- 小口径タイプ定格流量:15L/s、 流路径:φ20mm以下
- 高温対応タイプ最高使用温度:400℃
アプリケーション
- EGR流量計測に基づいたエンジン制御パラメータの最適化
- エンジン過渡運転時のEGR流量の把握
FAQ
出力(表示)される流量の単位は体積流量ですか?質量流量ですか?
1気圧,20℃換算された体積流量を出力(表示)します。
EGRクーラーの上流で計測できますか?
温度と圧力が仕様範囲内であれば計測可能です。ただし、標準換算流量が同一の場合、ガス温度が高温になるほど差圧(流量計による圧力損失)は増大します。
流量計の取付方向に制約は有りますか?
任意の向きに取り付け可能ですが、結露水が圧力導管に詰まる恐れがありますので、圧力ポート(圧力導管差込口)を下向きにしないでください。







